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COLUMN&INTERVIEW

2022.10.7開催 アーカイブ配信【ECCCA×YUIDEA共催 無料セミナー】「無駄にしない」を付加価値に、デジタル活用で革新的な畜産業を行う“ゆうぼく”の取り組み

ECCCA×YUIDEA共催 無料セミナー:「無駄にしない」を付加価値に、デジタル活用で革新的な畜産業を行う“ゆうぼく”の取り組みのアーカイブです。 愛媛県地球温暖化防止活動推進センター(ECCCA)と株式会社YUIDEAは、環境に関する行動を「学ぶ・始める」ためのコンテンツを通して愛媛と世界をつなぐ場づくり、人のつながりを共創するプロジェクトに挑戦しています。 その取り組みの一環として、サステナブルな農場経営で大注目の企業、株式会社ゆうぼくをお迎えし、『「無駄にしない」を付加価値に、デジタル活用で革新的な畜産業を行う“ゆうぼく”の取り組み』と題したオンラインセミナーを、2022年10月7日(金)14:0015:00に開催いたしました。

ブランディングやファン創出につながる“環境に配慮した食品”

商品やサービスを購入する際、消費者は何を重要視しているでしょうか。2020年度の消費者意識調査によると、提示した10項目のうち上位5項目は「安心・安全」「価格」「品質」「デザイン」「環境問題への貢献」でした。多くのモノが溢れる現代では、価格以外の商品価値も重視される傾向にあります。特に、実際に私たちの口に入る食品においてはこだわって商品を選ぶ方も多く、産業別エシカル消費・購入経験・購入意向に関する調査では、いずれの指標においても食品業界がトップでした。

「安心・安全」や「品質」が担保されたうえで「環境への配慮」が考えられた食品は、付加価値が高く、ファンの創出にもつながっていると言えるでしょう。

6次産業やデジタル活用で広がる、これからの一次産業

「品質」や「安全」、「環境への配慮」等より良い食品を人々が求める中、日本では後継者不足や高齢化による生産効率の低下により、一次産業が減少傾向にあります。

その問題を打開する方法として、6次産業やデジタル技術の活用が注目されています。例えば農業であれば、農林水産省から「農業DX」という基本方向も出されています。IOTを活用することにより、作業の効率化や技術の継承が可能になるため、今後さらに注目されていくことが予想されます。

環境に配慮した取り組みや商品の価値創出、デジタル活用により畜産業に革新をもたらす“ゆうぼく”の想いや具体的な取り組みをご紹介いただきます。

一次産業に従事する方、環境に配慮した事業、商品・サービス開発、コミュニケーションに関わる方は、ぜひご参加ください。

< 得られるメリット >

  • 地域における地球温暖化対策に関する取り組み事例を知ることができる
  • 高品質でサステナブルな食品について知ることができる
  • 環境への取り組みを地方創生に繋げるヒントが得られる
  • 事業にサステナブルな観点を取り入れることができる
  • 事業を発展させるためのヒントが見つかる
  • 6次産業について知ることができる
  • 一次産業のデジタル活用について知ることができる

<こんな課題感を持つ方/担当の方におすすめ>

  • 商品の価値を高めたい
  • 高品質で環境に配慮した食材を取り入れたい
  • 畜産業の新たな取り組みを知りたい
  • 地方と連携して、取り組みを行いたい
  • 一次産業においてデジタルをどのように活用すれば良いかわからない
  • 事業を発展させるために、何をすれば良いか具体的に知りたい
  • 新たな取り組みを社内に浸透させたい

プログラムの流れ

  1. イントロダクション
  2. ゆうぼくについて
    暮らしも社会も環境も。6次産業でグッドサイクルを生み出す“ゆうぼく”の取り組みと、ブランディング
  3. 質疑応答

スピーカー紹介

株式会社ゆうぼく 代表取締役 岡崎 晋也氏


愛媛県生まれ北海道育ち。2008年、工学部卒業後、大手化学メーカーに入社。国内3工場と本社で、製造課、工場管理チーム、生産技術本部に所属。主にSEとして従事。2013年、父親が経営する「ゆうぼく」へ入社。同年、バックパッカーとして各国の農家を訪問する地球1周旅行を敢行。2016年、ゆうぼくの代表取締役に就任。同年、愛媛大学大学院(社会人コース)に入学。その後、店舗展開や繁殖、養豚などの新事業を継続的に進めている。

サイボウズ社主催のkintone Award 2019全国グランプリ獲得
令和元年度6次産業化アワード若手経営者賞受賞
インターンシップアワード2020入賞

株式会社ゆうぼく YUBOKU西条いとまち店店長兼経営企画チーム 佐藤尽生氏

愛媛県出身で愛媛大学卒業後、岡崎社長に惹かれ自身の可能性を伸ばし挑戦するためにゆうぼくに入社。学生時代は学生団体代表、NPO団体や子供体験活動の学生代表、地域自治体運営などを行いつつ農山漁村地域の持続可能性について専攻。

入社後は新規オープンしたYUBOKU西条いとまち店店長として働きつつ、牧場での勤務や外部営業活動、社内マネジメントや新入社員教育などを担う。専門性の高いドライエイジングの技術を持ちつつ、牛の肥育から一貫して業務することで命を扱う仕事としての責任感は人一倍強い。

ECCCA ×YUIDEA共創プロジェクトとは

ECCCAは愛媛県の地球温暖化防止活動支援推進センターとして、地域環境を入口としたサステナブルな想いと情報を地域に届けるWEBサイトの運用を行っています。株式会社YUIDEAは企業や団体のマーケティングコミュニケーションやサステナブル・ブランディング支援を行う一方で、オウンドメディアを運用しています。

相互のゆかりの地から繋がる「人・場所・産品・取り組み」などを取材し、環境や気候変動、サステナブルな観点からコンテンツとして紹介し合うことで、新たなつながりを生み、ひろげていく共創プロジェクトです。

会社概要

株式会社ゆうぼく
愛媛県西予市の自社牧場でブランド牛「はなが牛」を育て、加工品の製造、直営店舗での販売、レストラン経営まですべて自社で行う6次産業企業。地元の住民を中心に多くのファンを獲得し、畜産業界における日本の先進モデルとして注目を集めています。

愛媛県地球温暖化防止活動推進センター(ECCCA)
地球温暖化対策の推進に関する法律に基づき、平成 27 年 3 月 20 日に公益社団法人愛媛県浄化槽協会が愛媛県知事より「愛媛県地球温暖化防止活動推進センター」に指定され、地域唯一の愛媛県における温暖化防止活動の推進拠点として、県民・事業者・ NPO・行政の皆様とともに、温暖化防止・気候危機に向けた情報提供や事業活動を行っています。

株式会社YUIDEA
企業と社会におけるサステナビリティ活動の推進を支援すると共に、生活者の共感・行動を喚起するコミュニケーションや価値創造ストーリーを設計。サステナブル・ブランディングを用いることで、社会・地域課題のソリューションを個人の共感・共鳴によって増幅させ、広げていきます。

この記事を書いた人

野矢 優里奈(のや・ゆりな)

大学進学を機に上京。大学時代のインターンを経てYUIDEAに新卒入社。コミュニケーション及びサービスに関わるプランニングを主導するチームにて、Webサイト制作のディレクション、プロモーション企画・提案などを実行。現在は、サステナブル・ブランディング事業を推進すべく、マーケティング施策やクライアントへの提案を務めている。 https://sb-journey.jp/

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