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COLUMN&INTERVIEW

ECCCA 体験型環境講座「環境マークさがしゲームと地球温暖化実験」

2020年8月11日(火)に松山市内の小学校に通学している小学4~6年生を対象にした体験型の環境講座『サマー!エコキッズスクール』(松山市主催)が当センターで開催されました。

当センターの体験講座は「環境マークさがしゲームと地球温暖化実験」。松山市に応募があった13名の子どもたちに、体験を通して地球温暖化の現象や環境マークについて学び、考えてもらう機会となりました。

環境マークさがしゲーム

たくさんの商品の中から20種類の環境マークを探してもらいました。子どもたちはマーク探しに夢中。全部見つけないと気が済まない子もチラホラ。

環境マークとは、環境のことを考えた製品やサービスにつけられるマークで、商品のいたるところに色々なマークがついています。そして、マークには様々な想いが込められています。

そのため、環境マークについて知ることは、人・動物・自然を悲しませていないかな?と考えることができますし、自分で考えて商品を選択することにつながります。

例えば「RSPO認証マーク」。

森林伐採による気候変動・生態系への影響がでている。ただ、この背景には安いお菓子や食品を求める人がいる、そのために安いパーム油を求める人がいる、そのために大きなヤシ農園が必要であるから森林を伐採している。

自分の行動は世界につながっているため、このマークのついた商品を選ぶことは地球のどこかを悲しませないことにつながります。

地球温暖化実験

白熱電球とLED電球の温度の違いを調べてもらいました。また、分光シートを紙コップの底に貼り付けて光を観察する“虹の万華鏡”を使って、見えた光の色を観察してもらいました。

白熱電球のほうがLED電球より約20℃温度が高くなっていました。「LED電球は最新の技術で出来ているからです」と理由を答えてくれた子もいました。まさにその通りで、LED電球は白熱電球よりも熱を出さないように作られています。

では、白熱電球が出している熱とは?虹の万華鏡で観察です。虹の万華鏡で見えた光(可視光線)の端の色は赤と紫。この外側にも実は光があり目には見えません。赤の外と書いて「赤外線」、紫の外と書いて「紫外線」。そしてこの赤外線が熱の正体です。赤外線が空気に吸収されて地球を暖めています。

赤外線をだす太陽の光と地球に存在する空気のおかげで、地球の平均気温は約15℃前後に保たれているから私たちは地球で暮らすことができます。そして今、地球の空気が増えていて地球が昔に比べて暖かくなっている。これが地球温暖化です。

10年後の幸せな地球を創造する

体験後、自分の気持ちや考えていることについて、ブロックを使って表現してもらいました。

「地球のことや環境マークについて知った自分にどんな強み・弱みがあるか?」「10年後の幸せな地球とは?その障害とは?」「自分はその地球のどこにいるのか?どう関わるのか?」

言葉ではなくまず手を使って表現する、そして作品を語る。子どもたちの発想力は本当に豊かで、大人では思いつかないような言葉がでてくるから本当に感心です。一部を抜粋して紹介します。

「タケコプターで空を飛んでる10年後の幸せな地球。でもやっぱり電気がないと飛べないのが障害」

「10年後の幸せな地球で環境問題について自分も活動していきたいから”自分の目”を地球の真ん中に置いた」

「どんどん良い方向に進んでいってほしいと思うからハシゴを設置」

「色々な方向が見えるように、プロペラのブロックの先に目をつけた」

「(10年後の幸せな地球の真ん中に花のブロックを置いて)地球に花があることが幸せ」

今日から始める第一歩

無意識から意識へ、そして自分ゴトにしてもらいたい。

地球温暖化についての講座を行った後にアンケートをとると、「エコします」「省エネします」といった、とりあえず知っている言葉や講座に出てきた言葉が並ぶことが多いのが現状です。そのため、こういった言葉は一切使わず、いかに無意識に行っていることや思っていることを意識して、自分から行動にうつせるようになるきっかけとしたかったこの体験講座。

「あなたが考える10年後の幸せな地球を実現するために、今日から始める第一歩とは?」

最後にこの問いかけをして終わりました。

この答えが、きっと今日体験講座で学んだことから意識した今の自分たちに出来ることではないかなと思いますし、そうなってくれると嬉しいです。

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この記事を書いた人

ECCCA

愛媛県地球温暖化防止活動推進センター 愛媛県における温暖化防止活動をサポートし、実践活動、情報提供やコーディネートを行っています。