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COLUMN&INTERVIEW

女子大生が考える平和と地球環境の繋がり

こんにちは!広島に住む大学1年生の奥野華子です。私はFridays for Futureという環境活動をしています。Fridays for Futureについてはこちら

その他にも広島で平和の学びを追求・実践するNPO法人PCVでも活動しています。

NPO法人PCVとは?

PCVは平和資料館を管理する平和文化センターの元理事長のスティーブン・リーパー氏が2017年に創設したNPO法人です。

日本人とアメリカ人とイギリス人のグローバルなチームで活動しています。

PCVは、一人一人にとって平和な世界を構築するための役割、ビジョンを磨くための機会・場所作りを行っています。

具体的には、被爆建物のレストハウスを拠点とする平和公園のガイドツアーや、修学旅行生向けのプログラムの運営、村づくりなどを行っています。

レストハウスを拠点とする平和公園のガイドツアーは若者によって毎日行われています。被爆者の高齢化が進んでいく中で“ヒロシマ”を伝えるためには若者による継承が重要になります。現在はコロナウイルスの影響で海外からの観光客の方に受けてもらうことは難しいので、ARアプリやGoogleアースなど最新技術を使ったバーチャルツアーも行っています。

また、PCVは若い世代への平和教育も大切にしていて、修学旅行生向けのプログラム運営や県外だけではなく、広島県内の学生に向けたプログラムも行っています。

私と広島

私は広島で生まれ育ち、広島での普通の平和教育を受けてきました。

広島での普通の平和教育は県外の学生にとっての普通の平和教育とは 大きく違います。

毎年、平和公園に足を運び、被爆者の方から被爆体験を聞き、音楽の授業では原爆や平和にまつわる曲を歌い、原子爆弾が広島に投下された8月6日は登校日のところがあるというように、学生時代はとことん平和について向き合います。しかし、残念ながら、広島に住んでいても、大人になると平和について全然考えていない人がほとんどだと思います。私自身、PCVに出会わなければここまで平和について考えていなかったかもしれません。

そんな私が考える平和と地球環境の繋がりについて2つに分けてお話します。

核兵器と地球環境

1つ目は核兵器が使われると地球環境が汚染されてしまうという点です。一度核兵器が使われるとその土地一帯は放射能によって汚染され、生態系に大きな影響を及ぼします。農作物が上手く育たなくなったり、白血病や癌などの病気につながったりします。広島では75年も前のたった一発の原子爆弾の影響でいまだに病気で苦しんでいる被爆者の方がいます。原子爆弾が投下された時、75年間は草木も生えないだろうと言われていました。

今では、街中に木々が芽生え、美しい街並みになりましたが、いまだに被爆者の方は原爆の後遺症に悩まされています。

今この地球上に存在する核兵器はこの75年間の技術の進歩により、広島に投下された原子爆弾の何十倍もの威力があります。何十倍もの威力のある原子爆弾が投下されたらこの地球はどうなるのでしょうか?私たち人間は生きていけないかもしれません。

人間だけではなく、人間の生活を支えてくれている動物や植物の命を守るためにも核兵器の問題を解決しなければなりません。

このことから核兵器と地球環境はつながっていると言えるでしょう。

核兵器と気候変動

2つ目は気候変動も核兵器も全ての生物・人に関わる問題だという点です。

広島では平和=「核廃絶」と考えている人が沢山います。私も平和な世界は核なき世界だと思います。

そして、核兵器も気候変動も地球上に住む全ての人や生物に関わることです。例外なく全ての命です。

気候変動も核廃絶も全ての人の協力があって解決する重要な問題です。

核兵器は1つの国でも持っていたら廃絶することはできません。気候変動は1つの国でも温室効果ガスの排出量を増やし続けていれば止めることは難しいです。

このような点からも気候変動と平和の繋がりを感じることができると思います。

最後に

私は気候変動を止めることも核廃絶も世界が1つになるチャンスだと感じています。

人類が作り出した世界共通の問題に立ち向かっていく中で各国が協力し合いながら友好関係を築いていけるのではないかと思うのです。

私は気候変動をはじめとする社会問題を解決するまで何かしらの形で行動を続けていこうと思っています。

私自身、Fridays for FutureやPCVで活動していく中で、世界中に仲間ができ、一緒に活動しています。一緒に一つのゴールに向かって頑張っていく中で、平和な世界が実現できるのを自分自身の日々の活動で実感しています。

皆さんにとって平和と地球環境の繋がりはどのようなものですか?

日々の生活の中で道端に咲いている花に平和を感じる人もいれば、山に登って自然に触れる中でその繋がりについて考える人もいるかもしれません。私は友達と笑い合っているときに平和を感じたり、海で泳ぐ時に自然が好きだなぁと思ったりします。

皆さんの感じる平和や自然を守るために一人でも多くの人が何か行動に移してほしいと思います。

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この記事を書いた人

奥野 華子(おくの・かこ)

広島市内に住む大学1年生。Fridays for Future Hiroshimaのオーガナイザー。留学・ワーキングホリデー・英語学習サポートを行う会社のライター。平和教育や平和活動にも携わる。