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COLUMN&INTERVIEW

SDGs連載【第4回】ミス・アース・ジャパン愛媛大会/SDGsの取り組みと地域活性化

持続可能でよりよい世界を目指すための国際目標「SDGs(エスディージーズ)」。今回は、このSDGsについてお伝えする連載の【第4回】。世界四大ミスコンテンストの一つで、地球環境保護をコンセプトとする「ミス・アース・ジャパン」の愛媛大会事務局長を務める菊地紀衣さんにお話をお聞きしてきました!ミス・アース・ジャパン愛媛大会におけるSDGsの取り組みや、地域活性化への思い、そして私たち個人に何ができるのかまで、詳しくご紹介します。

この記事で分かること

  • ミス・アース・ジャパンとは
  • ミス・アース・ジャパン愛媛大会のSDGsの取り組み
  • ミス・アース・ジャパン愛媛大会と地域活性化
  • 私たち個人ができること

菊地紀衣さんのプロフィール

菊地 紀衣(きくち のりえ)さん

合同会社Bella Luce代表/ミス・アース・ジャパン愛媛大会 事務局長

ウォーキングトレーナー/FM愛媛ラジオパーソナリティー

1986年愛媛県松山市生まれ。専門学校を卒業後、保育士として勤務。2017年、ウォーキングコーディネーターの資格を取得し、講師業をスタート。2019年にはミス・アース・ジャパン愛媛大会公式ウォーキングトレーナーに就任。翌2020年には、同大会の事務局長に就任。さらに、自身もミセス・アース・ジャパン徳島大会のルビー部門にてグランプリを獲得。2020年12月には、日本大会が実施される。

女性のトータルビューティープロデュースを手がける、合同会社Bella Luceの代表も務める。また、FM愛媛「noonday pop」にてラジオパーソナリティー(月・水・金曜担当)を務めるなど多方面で活躍。

(2020ミセス・アース・ジャパン徳島大会)

地球環境問題がコンセプト”ミス・アース・ジャパン”とは?

そもそも「ミス・アース」とは、世界四大ミスコンテストの一つで、地球環境問題をコンセプトとしたものです。地球環境問題解決のためのオピニオンリーダーを育成することを目的としており、ファイナリストは、環境問題を軸に、社会問題などの解決に向けても活動します。ミスコンテストでは、外見の美しさが注目されがちですが、このコンテストでは、人間性・知性・世界で戦える精神力など、内面の美しさが重要視されます。

私が事務局長を務めるミス・アース・ジャパン愛媛大会は、私の「地域に愛されるミスコンにしたい」という想いが強いこともあり、環境問題に加え「愛媛の活性化」も目的に掲げています。そのため、グランプリは「愛媛をもっとよくするために、活躍できる人」という視点で選考しています。

2020年は、新型コロナウイルスの影響で一度延期としましたが、「オンライン審査」という新たな手法で決行し、7月25日には無事に表彰式を終えました。

(2020ミス・アース・ジャパン愛媛大会 表彰式)

【参考】ミス・アース・ジャパン/MISS EARTHとは

【参考】ミス・アース・ジャパン愛媛

ミス・アース・ジャパン愛媛大会のSDGsの取り組み

ファイナリストを対象としたトレーニングの一環として、SDGs新居浜KITEさんに依頼し、カードゲーム「2030SDGs」を実施しました。メンバーからは「社会がどのようにして成り立っているのかを、再確認できた」「経済・環境・社会のバランスを取ることは本当に難しい」などの声が上がり、SDGsをより身近に感じられる時間となりました。その他にも、「アロマパルファン(天然の精油を使用した香水)」の講座では、自然由来の精油について学び、その植物のストーリーなどから環境問題について考える機会を設けました。

また、ミス・アース・ジャパン愛媛大会は、「松山市SDGs推進協議会」の会員となっています。これは、「全員参加で持続可能な地域を作る」ことを目的に、多様なステークホルダーが意見交換やパートナーシップを形成するための組織で、私たちもSDGsに関する情報を得るために参加しています。また、私個人では、「経営とSDGs」「ファッションとSDGs」など様々なセミナーに参加するなどして知識を深めています。

(カードゲーム「2030SDGs」の様子)

【参考】SDGs新居浜KITE 

【参考】イマココラボ/カードゲーム「2030SDGs」の紹介

【参考】松山市/松山市SDGs推進協議会

ミス・アース・ジャパン愛媛大会と地域活性化

既にお話したように、ミス・アース・ジャパン愛媛大会は、環境問題と同時に「愛媛の活性化」を目的とした大会です。

ファイナリストは、愛媛県内の様々なイベントなどに参加し地域活性化のお手伝いをします。今治市主催の「愛媛サイクリングの日SHIMANAMI自転車ふれあい広場2020」(11月8日開催)には、ファイナリスト全員で参加。「自転車×環境×美」についてのトークショーを行いました。また、地域のお祭りにも呼んでいただきました。

また、コロナ禍で頻度は少ないものの、ビーチクリーン活動も実施しています。私自身、海岸の清掃を体験してみて、あまりのゴミの多さに表情が険しくなってしまったことも…。そこで、「環境が汚染されていると、人々の笑顔がなくなる」と気づきました。自分の部屋が汚いと、テンションが下がるのと同じですよね。逆に、周りの環境が綺麗だと笑顔の人が増える、笑顔の人が増えると、美しい人が増える。というポジティブなスパイラルが回り始めるのではないか、と思い至りました。今後も、「美しい心と身体は、環境から」をモットーに、環境を美しくするお手伝いをしていきたいと考えています。

(ビーチクリーン活動の様子)

私たち個人では、何ができますか?

まず、「情報を得よう」とする気持ちを持ってほしいと思っています。世の中には様々な課題があります。それをまず「自分ごと」と捉え、視点を上げ、視野を広げてほしいと思います。そこで、もし「これは私にもできそう」と思える取り組みがあれば、ぜひ実践してほしい。一人ひとりが動かないと、世界は変わらないと感じています。今は、本やインターネットだけでなく、SNSなどでも手軽に情報を得られる時代。まずは、知ろうとする気持ちを持ってみてください。

SDGsの17の目標について、私個人としては「5:ジェンダー平等を実現しよう」に注目しています。長年保育士として勤務していましたが、「お母さんたちは、周りに言えない悩みをたくさん抱えているのでは…」と感じることも多くありました。そして現代の女性の活躍の仕方が、そもそも女性の身体にマッチしていないのでは、と考えるように。女性の身体には独特のバイオリズムもあり、体力も男性とは違います。そして、「男性は一人でも頑張れるが、女性には共感や仲間が必要」という説を聞いたことがあります。女性の中には、もしかしたら「助けてほしい」と言い出せない人が居るのではないか。「他の人は頑張っているのに…」「母親なのに…」など、辛い現実に向き合わず我慢してしまう文化が根付いているのではないか、と思うようになりました。SDGsの考え方に「誰ひとり取り残さない」にも通じるものがありますが、今後はそんなお母さんを支えるコミュニティを作りたいと考えています。

みなさんもぜひ、世の中の課題に関する情報に触れ、考え、行動してみてください。

【参考】SDGs(持続可能な開発目標)17の目標&169ターゲット個別解説/イマココラボ

今回は少し視点を変えて「美」と「SDGs」をテーマにお届けしました。最初は「ミスコンテスト」と「SDGs」が結びつかない印象だったのですが、そこで選ばれた方々がオピニオンリーダーとして、環境問題について広く発信したり活動したりすることで、これまでSDGsや環境問題の情報に触れることのなかった方々への意識にも届くようになるのだという事が理解できました。そうして、少しずつ皆の意識が変わっていくことで、未来の環境が守られていくのであれば、とても素敵なことだと思います。

そして今回、菊地さんに実際にお会いして、その美しさ、スタイル、凛とした佇まいに圧倒されてしまいました!菊地さんにお会いして以降、意識して背筋を伸ばすようにしています(笑)。

次回以降も、SDGsについての連載は続きます。お楽しみに!

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この記事を書いた人

三神 早耶(みかみ・さや)

愛媛県松山市在住。大学卒業後、広告代理店の営業や進行管理などを経て、2016年からフリーライターに。ビジネスメディアや、地元経済誌、企業のWebサイト等において、取材や記事の執筆をしています。私生活では2児の母。趣味はキャンプと仕事。